高速道路と一般道路の違いについて

高速道路ってそもそも何?

なんとなく皆さんは高速道路という言葉を使っていると思います。
しかし日本において正式名称に高速道路と付いている道路はほとんど無く、皆さんが高速道路と呼んでいるものの多くは~~自動車道という名称です。


マニアの方などは当然ご存知だと思いますが我々が高速道路と呼ぶものについて、複数の種類があります。
代表的なのは高速自動車国道、高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路
高規格幹線道路、地域高規格道路などなど。
首都高は制限60kmだし実は高速道路ではない?などよく言われると思います。
道路法やら道路構造令やらよくわからん・・・と思います。

しかしながら利用者からすればこれらの分類は重要ではありません。
普通の人に関係ある部分を言えば
①信号がなく速く走れるかどうか
②有料か無料か
③原付きや125cc(や自転車や歩行者)が通行できるかどうか
④違反で捕まったときの反則金

の4点が主だと思います。
①は当然として②有料か無料かで言えばこのサイトをご覧の通り無料で通行できる高速道路は全国に数多く点在しています。
問題は③、原付きや125cc(や自転車や歩行者)が走行できるか。え?そもそも高速道路なんだから走行できないのは当然じゃない?と思う方も多いと思います。

 

高速道路と連絡する一般道路。つまり高速道路とは


東名高速、山陽道、東北道などのメジャー路線ではこのような疑問は出てこないと思いますが
無料の高速道路(自動車専用道)の中には一般道の信号がない高規格道路とシームレスに繋がっており、
一般道のバイパスを走っていると思っていたらいつの間にか高速だったというパターンが多くあります。


これに関してはもう出入り口や道中の標識で判別する他ありません。一応地図中にも記載していますが記載漏れはあると思います。特に原二ライダーの方にとっては重要問題です。

結論から言えば(道路交通法上の)高速道路とは高速自動車国道と自動車専用道路で125cc以下が走行できない道路。これが我々にとって最重要なこと、且つ一般的に多くの人が高速道路という名称を使っている道路です。

つまり入り口に自動車専用道路標識があれば(一般的な意味・道交法上の)高速道路、そうでなければ一般道路です
逆に原付きや125が走れる道路はどんなに見た目や道路構造が高速道路っぽくっても一般道路なのでご注意ください。
一応気をつけなければいけない路線の例をあげておきますと


・新潟西バイパス(高速)ー黒崎ー新潟バイパス(一般道)
 新潟バイパスは上下6車線の全線立体交差、制限速度も70kmとなっていますが一般道。


・鳥取自動車道
 途中の志戸坂トンネルの区間のみ一般道が高速道路に境目なく挟まっています。ここだけ制限速度50kmで歩行者自転車も通行可


・常総宇都宮連絡道路(一般道)
 自動車専用道路ではありませんが125cc以下通行禁止となっています。
 

高速道路と一般道路の違いでドライバーが気をつけなければならない事

最後に④について上記のことから
仮にスピード違反で捕まった際、一般道扱いの道路であれば30km以上オーバーで免停、高速道路であれば40km以上などの違いがあります
他にも車間距離不保持の違反点数が一般道1点、高速2点など
また2輪車の2人乗り解禁が2輪免許取得後一般道は1年後、高速道路は3年後となります。


そもそも捕まるような運転をしてはいけませんが、高速道路での速度規制は現実的には守られているとは言い難く、実際新東名等の一部路線が制限100kmから120km化されましたが現実に即しての変更だと思います。


ついでに新潟パイパスや岡山バイパス、宇都宮北道路等一般道路なのに制限速度が60km以上の道路もあります。一応こういった違いに留意して通行しましょう。

 

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